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栄ブログ(情報発信)

3年生を対象に「地歴公民科 租税教育」を実施しました

2019-05-10
カテゴリ:授業風景
2019年5月9日(木)、視聴覚教室において、3年生を対象に「地歴公民科 租税教育」を実施しました。白老町租税教育推進懇話会で実施している租税教室の推進事業の一環として、本校でも租税教室を実施しています。室蘭税務署税務広報広聴官の牟田様を講師としてお招きし、「税とくらし」に関する講話をいただき、社会人になったときに必要な知識として、税金の種類や税金と公共財の関わりなどを、具体的に説明していただきました。
 
授業ではまず税の種類に関する説明がありました。税は約50種類あり、直接税・間接税、国税・地方税(道税・市町村税)もよる分類が紹介されました。直接税の1つである所得税の特徴として、累進課税制度という長所、税率の高い人は勤労意欲を損なう恐れがあるという短所が紹介されました。生徒の皆さんにとって最も身近な間接税の1つの消費税については、消費者に広く負担を求めることができ、景気に左右されず安定した税収を確保できるという長所、家族が多い、所得が少ないなど個々の事情に配慮できない面(税の逆進性)があるという短所が紹介されました。1種類の税金では、税金を負担する人が限られてしまい、不公平感が増してしまいます。約50種類ある税金は、それぞれの短所を補完し合い、できるだけ公平な負担になるような仕組みになっていいます。
授業の最後には、税に関するグループ討論が行われ、主に消費税や他国の税金制度との比較について意見交換が行われました。

この度は、大変お忙しい中、貴重な講話をありがとうございました。
※写真はすべて5時間目(3年3組・4組)のものです。
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