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栄ブログ(情報発信)

【3年総合コース】「違いを価値に。稼ぐ方法を考える~金融経済教育のセミナーを実施」

2025-10-27
カテゴリ:授業風景
2025年10月23日(木)の3、4時間目、視聴覚室において、SMBCコンシューマーファイナンス株式会社より比嘉様を講師としてお招きし、3年生総合コースの生徒を対象に「金融経済教育のセミナー」を実施しました。
 
<目的>
「お金を増やす」について、グループワークを通して学び、自分の暮らしや社会の仕組みについて深く考え、自分の生き方や価値観を磨き、より豊かな未来につなげる。
 
実際の事例に基づき、
(1)普通の水を500円で売るアイデアを考えてください
(2)500円相当の駄菓子を2,000円以上で売るアイデアを考えてください。
(3)原価100円の氷1kgを3倍以上の値段で売る方法を考えてください。
の3点について、グループワークを行いました。
(1)については、「富士山の頂上で販売する」「砂漠で販売する」「ディズニーランドなどのテーマパークで販売する」「アイドルのラベルをつけるなどして販売する」という意見が出ました。(2)については、「外国人向けに販売する」「グッズなどおまけをつける」という意見が出ました。(1)に比べるとアイデアを出すのが大変だったようです。(3)については、「かき氷にして販売する」「かき氷の販売業者に販売する」という意見が出ました。
価値は「有用性:ターゲットの役に立つ」「希少性:代わりが近くに少ない」の2つのポイントがあります。解説では、(1)は需要が拡大(すごく喉が渇く)したり、供給が不足(他に売っているところがない)したりすると価値が上昇するというお話がありました。ニュースでも物価の上昇・下降が扱われています。(2)は日本好きの外国人への販売という事例が紹介されました。「日本のお菓子は美味しい」「日本が遠くて自分で買いにくい」ということから高くても購入する価値があるということになります。(3)は海の家やお祭りのかき氷の販売の事例が紹介されました。
 
最後に
(4)時給1,210円で3時間×週3働いている人がいます(月43,560円)。労働時間の長さを変えずに月50,000円以上の収入を得る方法を考えてください。
について、グループワークを行いました。「働く先を時給が高いところに変える」「深夜の時間帯に働き割増賃金を得る」という意見が出ました。解説では、この2つの他に「資格などを取得する」ことが挙げられ、自分の価値を高めるという選択肢があることが紹介されました。稼ぐとは、労働の価値とお金との交換、時間との交換ということではありません。資格を取得することによって、自身の有用性や希少性を向上させることができます。特に代わりが近くに少ない希少性について考えている人が多くはないというお話がありました。闇バイトについて「簡単に稼げる」「誰でも稼げる」「楽をして稼げる」といったことに注意をしてください。
この度は、大変お忙しい中、貴重な講演を行っていただき誠にありがとうございました。
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