本文へ移動

栄ブログ(情報発信)

スクールカウンセラーによる「いのちを守る教育講座」を実施しました

2022-08-29
カテゴリ:学校行事,お知らせ
2022年8月26日(金)の1時間目、講師としてスクールカウンセラー臨床心理士の尾野様をお招きし、「2022年度 いのちを守る教育講座」を実施しました。
この講座は生徒の精神的健康の増幅と、自殺の未然防止を目的としたプログラムです。講座では、高校生の悩みベスト5が紹介され、3人に2人が「将来の進路」「成績」について、3人に1人以上が身体について悩んでいることが挙げられました。心配なサインについては「こころ・からだ・人間関係」、SOSについては「出し方・気づき方・受け取り方」、また、電話相談・チャット相談・LINE相談の窓口の説明がありました。
この度はお忙しい中、貴重な講演をしていただきありがとうございました。
 
=======================
ご家庭で気にかけていただきたい様子や、お子様への接し方についてカウンセラーがポイントをまとめましたので、ご確認をお願いいたします。
 
※コロナ禍により、子どもの自死が増えています
 児童生徒の自死 令和3年度 473名(令和2年度499名)
 女子の増加が見られます・高止まり
 高リスクの時間帯:夕方~夜の下校の時間帯
 原因:不詳3割、学業不振1割
 
※このような様子はありませんか?
 学校に行き渋る・食べられない・眠れていない
 自分を責める・イライラしている・自殺について話す・未遂をした
 手首などに自傷行為を行う・心の病がある
 最近大切な相手やもの(名誉、財産、将来)を失う体験をした
 事故やケガをくりかえす・わざと危険なことをする
 「自分はいない方がいい」「生きていてもしょうがない」
 と孤独感、無価値観を訴える
 
※心配な様子があるときの対応として、4つのポイントがあります
 1.「あなたが大切だよ、必要だよ」「心配しているよ」ということを伝えてください。
 2.不調を訴えてきたら、食欲、気分、自分を傷つけたことがあるか、死にたいと思ったことがあるかなど細かく尋ねてください。
 3.注意深く、身を入れて話を聴いてあげてください。
 4.学校への連絡、医療受診など、必要な機関とのつながりを持ってください。
本日の講座では、「少なくとも3人の人に相談しよう」と伝えられました。お子様からSOSのサインがあったときは、ご対応をお願いいたします。
=======================
0
8
9
0
8
1
2
TOPへ戻る