創造学習
本校では総合的な探究の時間として「創造学習」を実施しています。生徒の興味・関心・進路・国際理解・情報・福祉など、教科横断的・総合的な課題についての活動内容となっています。さらに、講座によっては資格取得や授業の知識を活用した体験などを行うことができるなど様々です。講座の最後にはプレゼンテーションを行い、体験した内容を発表を通して振り返りを行っていきます。
2025年度の開講講座は以下のようになっています。なお、開講講座は年度によって変更があります。(所属する部活動によっては、その部活動に連動した探究活動を行っています)
数学探究、英語研究、胆振郷土研究、ビリヤード、軽スポーツ
食品と科学、ダーツ、着付け、ロジカルシンキング
着付け
着付けとは、着物や浴衣といった和服を自分や他人に美しく着せることです。6月までは主に浴衣の着付けを行いました。7月には「樽前神社祭り(苫小牧市)」、8月には「とまこまい港まつり」、9月には「白老八幡神社例大祭」が開催されます。自分で着た浴衣でお出かけするのもいいかもしれません。7月以降は「小紋(こもん)・振袖」の着付けを行いました。小紋は普段用の着物のため、友人との気軽な食事会や観劇などに向いている着物です。特に帯結びの練習では後ろから写真を撮ってもらい、帯の結び方を確認し、きれいにできるまで何度も取り組みました。振袖は「ハレの日」に着用される衣装です。ハレの日とは「日常とは違う特別な日」のことで、成人式(はたちを祝う会)やお正月に着る和装を「晴れ着(はれぎ)」と呼ぶのは「ハレの日に着る衣装」であることに由来しています。2年目の受講者はマネキンを使って「帯を作り、振袖を着せる」練習を中心に行いました。
ロジカルシンキング
ロジカルシンキングは「ロジカル(Logical)」と「シンキング(Thinking)」の2つに分かれます。Logicalは「論理的な」という意味で、事象について矛盾がないように順序立てて考えることや体系的に整理して考えること、一方、Thinkingは、「思考」や「考える」という意味です。よって、ロジカルシンキングは、「論理的思考」や「論理的な考え方」などを意味し、直感や感覚的に物事を捉えるのではなく、筋道を立てて矛盾・破綻がないように論理的に考え、結論を出す思考法のことを指します。
その「ロジカルシンキング」を「麻雀」で実践してみようというのがこの講座です。講座では、麻雀というゲームに登場する用語やルール、ゲームの流れなどが説明されました。局という用語を使用すると説明が複雑になるので、ゲームがスタートしてから勝負がつくか麻雀の牌がなくなるまでを1ゲームと表記することにします。1ゲームが終了する毎に、クロームブックでゲーム結果、ポイントとなった部分、それについての考察をまとめて振り返りをします。
6月頃からは具体的なシチュエーション(8枚目の写真のような)を練習問題として、得点の計算練習や、どの牌を捨てるかその理由の考察などをしてました。9月にはゲームを通して運、流れ、読みなどの考察、10月には探究活動のまとめと発表を行いました。食品と科学
この講座は生徒が作りたいものを考え、生徒と先生で材料を持ち寄り、みんなで協力し合いながら調理し、なぜ美味しくできたのか、なぜうまくできなかったのか、よりよくするにはどうするかというのを考察する講座です。初回はピザ。生地をしっかりこねるところから始めました。持ち寄ったトッピングはチーズ、ウインナー、ソーセージ、サラミ、トマト、ピーマン、コーン、海苔、ネギ、焼き鳥の缶詰などでした。美味しくできたピザが多かったようでしたが、改善点がいくつもあり、2週間後と10月に再チャレンジ、味や食感などかなり変化しました。他にも、事前にインターネットで作り方やコツなど調べ、イチゴをトッピングしたチョコタルトやスコーン、ドーナツ、チョコレートケーキ、写真にはないですがチョコチップクッキー、ガトーショコラなども作りました。
胆振郷土研究
地元白老町に密着した「胆振郷土研究」の講座です。年間計画は
・ウポポイ施設見学
・ムックリ作製
・アイヌ料理計画、実習
・練り香水作り
・パワーポイント作成
といった内容となっており、白老町の企業や施設の方々に協力していただきながら見学や体験を実施します。掲載している写真はアイヌ民族の伝統的な料理「オハウ」です。「オハウ」はアイヌ民族の言葉で「汁」という意味です。山菜・野菜・鳥獣肉・魚肉などを煮て、脂や塩で味付けした汁物です。具材が魚ならチェプオハウ、肉だとカムオハウといいます。写真の奥の方に写っているのは「チポロシト」というアイヌ料理です。「チポロ」はイクラ、「シト」は団子のことですが、イクラの代わりに「とびっこ(トビウオの卵)」を使用しました。作った料理はみんなで美味しくいただきました。ダーツ
的の中心は100点で、白黒の部分は数字がそのまま得点に、外周の青赤の部分は得点が2倍、内側の青赤の円の部分は得点が3倍となります。例えば、17の扇形は、白い部分は17点、外側の青い部分は2倍の34点、内側の青い部分は3倍の51点となります。合計点は任意に設定し、順番にダーツを3本ずつ投げて得られた得点を引き算し、ちょうど0になった人を勝者とするゲームを行います。なお、合計点がマイナスになる場合は引き算をせず、次の人に順番が移ります。スマートフォンのアプリで自動的に集計されるのでテンポよくゲームが進められます。18点を狙う場合、直接18点、9の2倍で18点、6の3倍で18点、2回投げて18点、3回投げて18点と選択肢が多くあります。一方で2点を狙う場合、直接2点、1の2倍で2点、2回投げて2点と選択肢が少なくなります。技術と戦略が必要となる奥の深いゲームです。
ビリヤード
校舎内にあるビリヤード場で、基本的なルール、キュー(棒)の持ち方、突き方から学びました。同じボール配置で何度も練習し、ボールをポケットに入れるだけではなく、次のショットにつなげるための練習も行いました。実戦は主にナインゲーム。ナインゲームとは1番~9番ボールまでの的球9個と手球を使用、プレイヤーはショットの際は最初に必ずテーブル上に残っている最小番号の的球に手球を当てる、それができなければ相手にプレイヤー件が移行、9番ボールをポケットしたプレイヤーが勝利というのがかなり大雑把なルールとなります。生徒の皆さんは、歓喜、落胆の声を上げながら楽しく参加していました。
軽スポーツ
中学生の皆さんを対象とする体験入学では「総合スポーツ」という講座名でモルックやボッチャ、ゲーリングなどを楽しんでいただいています。この講座では、気軽に始められる複数人で楽しむことができる健康維持やストレス解消にもぴったりな様々なスポーツにチャレンジします。モルックやボッチャという名前は聞いたことがあってもどんなスポーツなのか、ルールなど詳細をご存じない方々が多いかもしれません。ゲーリングも同じかもしれません。白老町が発祥の地といわれるスポーツで、広報紙「推しスポ」によりますと、ゲートボールの愛好家の皆さんが「ゲートボール(球)・パークゴルフ(スティック)・カーリング(ルール)」を組み合わせたスポーツで、年1回、白老町で世界大会が開催されているそうです。
インターネットなどで簡単に始められそうなスポーツを検索し、簡単なルールなどを確認します。講座を受講した皆さんが一番取り組んだのは「スポンジテニス」でした。バドミントンコートとネットを使用し、ジュニア用テニスラケットとスポンジボールでプレイするスポーツで、基本的なルールはテニスに準じ、試合はダブルス形式で行います。サーブの練習、ラリーが続くように考えながら打つ練習、スマッシュの練習に取り組み、後半は教員も含めメンバーを入れ替えながらゲームを楽しみました。英語研究
この講座は受講する生徒の皆さんの興味、関心、目標によって、英会話の練習、洋画・洋楽の鑑賞、日本のアニメの英語吹き替え版の視聴、英語検定やTOEIC対策、英語弁論大会に向けた練習など行います。今年度は、英語で文章や作文をする練習、英語弁論対策を中心に行われ、英検の受験、英語弁論大会に出場をしました。
数学研究
数学という教科に絞って、各自で学習計画を立てて進めていく講座です。授業の予習・復習をする、問題集に取り組む、動画学習をする、大学入学共通テストや模擬試験に向けた勉強をするなど取り組んでいました。わからない問題は数学の先生からヒントや解説、着眼点などを教えてもらうことができます。








